指の体操

趣味のピアノ愛について語る超個人的なブログ

無理めの楽譜

今の技術レベルでは到底無理、或いは一生無理⁈ かと思われるレベルの曲でも楽譜を買ってしまうことがある。 聴くのが好きな曲を自分の手で音にしてみて、ほぉここはこんな和音なのかと再発見したりして、その綺麗さに一人感動してじーんとするだけでも幸せな…

遊びを入れる

発表会の曲、あと一月くらいで実は仕上げないといけないのだけど、レッスンでもう少し遊びを入れてと指令が。 今回はリストの巡礼の年 第2年 イタリアから選んだ。甘〜い⁈ かんじの曲だけに、楽譜通りのガチガチで弾いたら面白みがない。今回は技巧的なとこ…

シャンドールピアノ教本

50ページくらい読んで漸く面白くなってきた。指の独立、そのためのエチュードの反復練習まずありき的な体育会的理論とは違ったアプローチを説く。筋肉は鍛えるのではなくいかにうまくコーディネートするかが肝であるという主張は大人の学習者にも参考にでき…

現実逃避

周囲とやたら盛り上がってしまったのが、いま取り掛かってる曲のことよりも次に弾きたい曲を考え始めてしまうという話。今の曲を練習してもなかなか仕上がらず、出来の悪さに嫌気がさして曲と向き合うことが苦しくなってくるのだと言うと、口々にわかる〜‼︎ …

泣きのヴァイオリン

イツァーク・パールマンの演奏が好きである。コンサートで聴いたあるソリストのバッハのヴァイオリン曲に感動して、動画を探していて久々に巨匠の演奏に出会った。だいぶ前のロンドンで収録されたパルティータ。鬼気迫る風を醸さず、呼吸するようにその場の…

じたばたせず

最近ようやく指が転ぶ現象、主に左、に真面目に向き合おうと心を入れ替えた(遅い)。 勢いで駆け抜けて誤魔化すのもそろそろ限界、ピシュナとかレッスン曲とかゆっくり弾きでイライラの極みだけど指に染み込ませる。怪我を防ぐために鍛えていかないと。。 …

先が見えない

先が見えないって毎度のことであるが今回はちょっとひどい。本番まであと二ヶ月くらいでどうにかなるのだろうか。先生にはよくこんなの選んだねと毎度責められる。。でもやるしかない。とほほぉ。諦める寸前の自分に鞭打って練習。

ホロヴィッツの夕べ

クラシック好きなら誰でも知ってる伝説のピアニスト。実はビデオクリップで何曲か聴いたことがあるだけでどんな人かよくは知らない。たまたまこの本を図書館で発見。神懸かりのような演奏は極端に内向的な性格や様々な人生の犠牲によるところもあったようだ…

リトルピシュナ

レッスンでやるべき部分を指定してもらい、エンヤコラエンヤコラと日々の練習の最初にやっている。主に左手の独立と、指を広げるパート。疲れを感じたらやめる。 踊り場抜けた感には程遠いけど、曲を弾いた時の指のもつれが大分ましになってきた気がする。続…

左手の強化

先回のレッスンで先生から左手の3-4が転びまくることを指摘され、左手強化するなら練習曲はハノンでなくてピシュナがいいかもという話をされた。 大昔の怪我で小指が曲がっているのも影響してるような気がするけど、改善できるのかなぁ。。 ピシュナは持…

合ってる作曲家

知人から音がリストに合っているというコメントを頂いた。しかし弾ける曲が限られちゃってなんだか勿体無い話のように思える。調べ始めたところ、曲芸的な技術を求められる曲が知名度がある一方で、後期の作品は頑張ればアマチュアでもどうにか弾けそうなも…

続・グランド

知人のピアノ弾きが、グランド持ってる人はゆったり弾いてるように聞こえると言っていた。イメージからくるバイアスも少しはあるにしても、自分でも思うところがあるので記録。以前電子ピアノのときは、そもそも造りが鍵盤、以上! だったものが今はハンマー…

音色で表現するとは

今週も新曲レッスン。少しずつ指も慣れてきたけど、音色についてダメ出し。これじゃ春の日差しだから。夜を表現しないと〜と(リスト編曲のシューマン『春の夜』)。むむぅ、言葉から個々人が連想する音色のイメージと、人が聞いたときの印象と … 主観どうし…

さて、新曲

発表会も終わって次の曲のレッスンが始まった。発表会では難解風?な曲で苦労したので今度はメロディアスな曲。。と思い歌曲を選んでみたけど、またまた軽くいなされて突っ込まれっぱなしで終わるところからのスタートである。大体毎度そうなるので突き放さ…

自分らしさって

最近ようやく指が安定しだしたので欲が出て、どんな作曲家・曲が自分のキャラなのか時々考える。ピアノ弾きなら誰でも憧れる曲ってある程度決まっていて皆が入れ替わり立ち替わり弾くので、集まって弾くような場で違ったテイストを表現してみたいうちょっと…

違いを感じてみる

思いきって電子ピアノからグランドに買い換えて数ヶ月。人からどうよと聞かれるたびに即答できず困っていたけど、朧げに自分なりの答えが浮かんできたので、まとめておこうかと。割とすぐに気付いたのは、タッチや強弱のムラがはっきり音に出てしまうこと。…

続けられた理由

女性誌で女優の八千草薫さんのインタビューが載っていて、元々シャイな性格なのになぜ宝塚の舞台に立ち、更にはその後の女優の道を歩み続けられたのかについた語っていた。演じるときだけは役に入り込んで何も気にならなかった、と。だから今までやってこれ…

歌えないと弾けない

発表会の曲を只今レッスン中。譜読みしずらい曲を選んでしまったけど、変更するには時間が足りず、今更後には引けない。一通りさらいはしたけど未だに音を間違える。。記憶に染み込むほど繰り返してないという話もある(^^;; とまあ毎度のことだが苦戦中で。…

好きな演奏に出会う

耳にしただけで、誰が弾いてる?と興味が湧く演奏に出会うのはとても嬉しい。新しい曲に出会うのもまた然り。残りのン十年の人生、そんな出会いをもっと増やしていきたい。

Intermezzi Op. 117

最近ご褒美買い(?)で楽譜を続けて購入している。 今回はブラームスの間奏曲 作品117 以前、これを買おうと思って何故か作品118の2冊目を買うという失態を犯して以来、購入リストに載ったままになっていたもの。 この深遠な世界はあと10年早い、となか…

Vocalise

マニアックなほどに詳しいわけではないので、今まで何の曲だか分からなかった ラフマニノフのヴォーカリーズ。ピアノ用編曲の楽譜を入手した。秋だからかしんみりした曲にやたらと手が伸びる。来年あたり弾きたいので、レッスン曲とは別にちょっとずつ触って…

お風呂の唄気分で

広めのグランド練習室があるお宅で弾かせて頂いた。木の内装の室内は響きがよくて演奏のアラも隠れることこの上なし。それに、開放感があるのがいい。練習しながらコンサート気分が味わえる。すっかりいい気分になって帰り道に楽譜をあれこれ買い込んでしま…

現実感を出さないために現実と闘う

只今トロイメライと格闘中。 「夢」っていう題名だから、現実感のない音を出して。とハードルを上げられるけど、音ムラをなくすのに苦心している。 指はなるべく立てずに寝かせて。腕に力を入れすぎてもダメだけど、指先の緊張感は保たないと突然大きい音が…

Meditation

同僚と趣味の話になり、一人で練習する時間をもつことでエネルギーが湧いてくると言ったところ、まるでmeditation(瞑想)のようだねという感想をもらった。寂しがり屋の独り好きだからな~。人の輪の中にはいたいけど、その気力を得るためには一人でじっく…

一息ついたら

先日、これまでレッスンしていたコンソレーションの本番が終わった。 技術的に負担が大きくはなくても、やっぱり緊張はする。途中でいきなり真っ白になりかけもしたし、ミスタッチも色々。十分に練習をするのは勿論だが、『魔物』とは永遠に付き合っていかな…

負荷をちょっと増やしてみる

『ピアニストの基礎』にさかんに引き合いに出されていたので、やり直しのツェルニー40番にコルトーのメトードも加えてみた。 コルトーのピアノメトード アルフレッド・コルトー著/八田惇 訳・校閲作者: アルフレッド・コルトー,八田惇出版社/メーカー: 全音…

ピアニストへの基礎

ピアニストへの基礎―ピアノの詩人になるために作者: 田村安佐子出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1990/08メディア: 単行本購入: 7人 クリック: 40回この商品を含むブログ (4件) を見る 結構前に書かれた本&積読の山から発掘、で読んでいる。 一通り読んで…

練習メニュー追加

レッスンにて左手のヨボヨボっぷりを指摘され、右手の訓練中心のツェルニーに何か追加してはというアドバイス。左手のためのツェルニーは?と言われたけど他の作曲家もやりたいのでバッハのインベンションとシンフォニアを提案しOKをもらった。要は練習の絶…

発表会終了

先日教室の発表会が無事?終了。お題はリストのため息。初リスト。大きくない手にはしんどかったけど好きな曲をまた一つ弾けたのは嬉しい。 今年は忙しさにかまけて詰めが甘くなってる部分をまあいいやで済ませてしまったことが反省点。。年々とちった時に誤…

このブログについて

同世代の多くの経験者と同じく、近所にできた音楽教室で幼児期から高校卒業まで習い、大学で上京後、レッスン中断。30を過ぎてからふと思い立って再開しました。中断前よりうまくなることをとりあえずの目標として、日々練習しています。 10年以上のブランク…