ショパンコンクール決勝が終わり、
日本人2名が入賞を果たしましたね。
反田さんと小林さん、お二人の快挙に
心からお祝い申し上げます。
コンクールのライブ配信も始まり、Youtubeでもアーカイブで見られるようになり、いい時代になりました。
これからゆっくり皆さんの演奏を堪能したいと思いますが、4位入賞の小林愛実さんはメディアで多数取り上げられ有名なので以前から知っていましたが、２位入賞の反田恭平さん、個人的には存じ上げずでした。
決勝のコンチェルトの動画を見ながらこれを書いていますが、出だしのフレーズをちょっと聴いて、ザザーッと鳥肌が立って涙が出ました。
コンクール用に演者本人が選んだ完璧に調律されているピアノ、恐らく音声もHD録音、
とは分かりつつ、
ピアノと対峙している人間の生々しさを感じさせず、ずっと聴いていたい、
天から降ってくるような音楽だな。。。と
コンクールではなく本人のリサイタルみたいな演奏とコメントしている人がいましたが、
まさにその通りだと思います。
聴き終わってもかなりフワッフワした気分で、
すっかりファンになってしまいました。
日本で凱旋で演奏会をしてくれたら
ぜひ行ってみたいですね。
そして小林愛実さん
（Final聴き終わったので追記）。
今回２度目の挑戦だったかと思います。
前回の時テレビの特集番組を見ていました。
子供のころから天才として脚光を浴びてきて既に有名な方ではありますが、映像で見るとどうも顔の表情に気を取られ、演奏に集中できなかったのですよね。
プロに向かって素人が言うことではないとは重々承知しているのですが。
なので、映像は敢えて全部見ず、
音だけに集中しました。
前回の時との比較で、いい意味で熟した大人の演奏になった、と感激しました。。
そして見た目の雰囲気もかなり変わったな、と。２度目のステージに立つまでの数年間にあったであろう葛藤と努力に思いを馳せ、胸が熱くなりました。
入賞本当におめでとうございます。
と、ここで漸くお題の魔法使いの話です。
ショパコンの話ですっかり熱く語ってしまいまして、、すみません。
決勝を前に先日、Eテレで過去の勝者の特集番組をやっていましたが、皆さん観られましたか。
現在は大演奏家になっている人達の若い頃の映像、また貴重な演奏映像満載でじっくり見入ってしまいましたが、ポリーニが60歳ごろ？にサントリーホールで弾いた24の前奏曲のところまで娘がぎりぎり起きていて、興味を持ったらしく私の膝に乗ってきたので、最後まで一緒に聴きました。
折角家にピアノあるし、やりたがるのであれば習わせても、、という親の心子知らず、でやってみる？と聞くと毎度秒速で「ヤダ！！！」と反発してくる娘ですが、すごい演奏は何となく分かるのだな、と内心思っていると、ふと
・・・魔法使いみたい。
と言い出しました。
大人がほらスゴイでしょ、と無理やり言わせるのではなく、自然に出てきた本人の言葉に驚き、そうか、音楽を聴いて感じる心が段々育っているのかも。私の拙い演奏でなくてプロの演奏を聴かせたらそのうち興味を持つかも？？しれないな、と思いましたが、ここで大人の下心を覗かせると即、拒否権発動💣、になるので、余計なことは言わず、そうだね、ピアノで魔法使ってるみたいだねーと共感するに留めておきました。
まぁその後、お約束で
「ママ、これ弾ける？
これは弾けないんじゃない？」
と軽くディスられて終わりましたが💦
もし演奏することには興味を持たなくても、聴くことを楽しむようになったら将来一緒に演奏会も行けるかも？？とちょっと楽しみにしています。
