指の体操

趣味のピアノ愛について語る超個人的なブログ

ピアノを買った時の話:グランドピアノ編

今回は家購入からの、グランドピアノ購入編です。

前回投稿はこちら↓

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家購入をきっかけにグランドピアノ購入

新居の次の更新を待たずに家を購入することになりました。

夫も私もいいトシで、住宅ローンはいつまで組めるのか、という問題もあり、また、双方とも親が高齢になってきており、賃貸契約の保証人になれる人がいなくなってきたんですよねー。

家の話をしたところ、先生から生ピアノ買わないのかと猛プッシュが😅

電子ピアノだけで練習している人の音は何となく分かってしまう、生ピアノあるに越したことはない、それも、一番小さいモデルでもいいから、グランド🎹。という主張を以前から聞かされておりまして。

家なんて一生に1回以上買わない可能性のほうが高いだろうから、買うなら今かな、とこちらも心が動き。。

グランドを置ける家とは??というところから、夫との交渉がスタート。

結局一戸建てにしたのですが、二人とも地方出身者で、あまりマンションに拘りがなかったので、その点は好みが分かれず、ハードルが下がりました。

そもそもマンションでまともにピアノ置ける物件は手が届くような値段ではなく。

分譲マンションで一部屋丸ごと防音した知人もいますが、理事会に頭を下げたり、工事費が嵩んだりで、一筋縄では行かなかった様子。

その辺の煩わしさに対処できる自信がなく、ならば小さくても戸建てかな、と思った次第です。

ただし問題は予算。通勤時間と予算が見合うところを探すのに難儀しました。。

で、土地は何とか見つかった。グランド購入も許可が出た。

でも、その後のピアノ部屋の防音で意見がぶつかりました。

夫はピアノの音がどの程度のものか、想像がつかないみたいで、そんな高いお金かけて工事するほどでもないだろうと反対。

一方私は都会の住宅密集地で何も対策しなければ隣家に丸聞こえ。。という心配がぬぐえず、夫を防音建材のショールームまで連れて行って説得。

そこでグランドと同じ音量の録音を流してもらい、どの程度防音扉で軽減されるかを見せてもらい、漸く夫の口から「爆音、だね。。。💦」という言葉が。

それでも工事が始まって暫く経っても100%は納得していないようでしたが、実際出来上がった部屋に楽器が入った後、その効果を実感しているようです。

メーカーの防音室ユニットは高価なので、防音建材で可能なところまで対処することにし、また、ピアノと自分がギリギリ入れるぐらいの大きさの部屋ではありますが。

実際の効果は、部屋がある場所の外壁数十センチまで接近すれば何を弾いているかまで聞こえるが、1メートルほど離れると聞き耳立てないとわからない。宅内の上の階には常にうっすら聞こえるぐらいです。

寛大なご近所さんなのか、今のところ苦情は来ていません。

連日ではないですが、周囲から窓を開けて電子ピアノやバイオリンを弾いている音も聞こえてくるので、結果論ではありますが、場所選びも良かったようです。

 いざ、ピアノ選び

 家の完成を待つ間にピアノ選びをしていました。

とはいっても、置けるスペース的にコンパクトサイズの中で、です笑

最初は予算的にヤマハのGB1Kかな、と漠然と考えていたわけですが、、

実際試弾してみたら、C1Xの音が気に入ってしまい。。。

お店の方に聞いたら、使っている木がそもそも違います、と。

GB1Kはアジア産、C1Xはヨーロッパ産をそれぞれ使っていて、目の詰まり具合などから音の響きも違ってくるとの由。

予算アップは正直痛い、けど、これから何十年も弾き続けるとしたらどちらの音を聞いていたいだろう・・?と考えた結果、清水の舞台から飛び降りるつもりで、C1Xに決定❗️

契約書に署名するとき、脂汗が出ました。

サイレントユニットも付けちゃったので、、かなり痛い出費にはなりましたが、結果、満足しています。

『電子ピアノの音』との違いはどれほど?

そして、先生の言う「電子ピアノで練習している人の音」ですが、自分が生ピアノを日常的に弾くようになったら、何となくわかるようになりました。

鍵盤押さえるときにハンマーにかかる力を意識しているかどうかが、音の出し方に少し影響しているように思います。

かなりの上級者であっても、その傾向はあるようです。

そうはいっても気にするかしないかの問題で、自分はそこまで拘らなくても、と思う人に強制するものでもないような気がします。

個人的には、翻って自分の弾き方に意識が向くようになったので、無駄ではなかったかなと思っているところです。