先週レッスンがお休みだったので書くことも多くはなく、ちょっと間が開いてしまいました。
ベートーヴェンソナタ30番、ある少女に捧げた曲と言われていて、
自分の娘に語り掛けるつもりで弾いていこうか、と以前書きましたが、、
つい最近、知人のお子さん(娘と同年代)の突然の訃報が飛び込んできて、
もし自分がその立場だったら、と思うたびに心臓がバクバク。
親としては子供に先立たれるほど辛いことはないものです。
こちらまで悲しくなり、ふと思い出しては沈んだ気持ちに。
そんな精神状態にこの曲は重くて、クライマックスの所に来ると涙。。。
少し練習から遠ざかっていました。
誰もがそうではないかもしれませんが、
演奏するときに、感情を載せすぎてしまうと何となくですが、聴いている人を置いてけぼりにしている気がして、
(自分の拙い演奏でも)感動を人に届けるには、ほんの少しの冷静さが必要なのでは。
とここ数年、思っています。
いつまでもめそめそしていても仕方ないので、沈んだところから少し浮上して、
また曲に向き合うことにします。
天に帰ってしまった子の魂を癒してあげることはできないかもしれませんが、カケラでも届くように、また、我が子の健康を祈って、本番弾きたいと思います。