指の体操

趣味のピアノ愛について語る超個人的なブログ

食わず嫌い or 食っても嫌い?いや好き?

ベートーヴェンには絶賛はまり中ですが、ずっと微妙な関係を続けているのは、バッハ。

中高生の時にはちょっと大人になったような気もしてうれしく、インヴェンションを楽しく弾いていたけれど、何曲かを弾いたこと以外、記憶がない(今になってみれば、恐らく先生がぜんぶは無理と判断したのでなんとなく間引いてレッスンし、フェイドアウトしたのかなと思い当たる・・・笑)。

シンフォニアはたぶん1~2曲を高校最後の頃にさらったのみ。

で、大人になってからもツェルニーなどと交代にエチュードとしてレッスン受けているけれど、中高当時の先生が優しすぎたのか、自分の加齢による衰えか、はたまた細かい先生に習い始めたからか、すっかり苦手意識が育ってしまった。

毎度いやーこりゃ大変だ(笑)など数々の教育的指導?をもはや慣れた柔道受け身のようにかわしつつ(^^: 落ちこぼれない程度に頑張ってきたけれど、今年に入ってからインヴェンションの12番を弾いたら意外にも形になったので?先生の口から今まで聞いたことがない「なんで皆シンフォニアやりたいと言わないのかしら?(遠回しに許可?)」と変化球がきた。インヴェンション12番って一応学習順としては最後のほうみたいですね。だからなのか分からないがとりあえずおすすめを受けてみることに。

やりたいと思うものでいいからとのことで、音源聴き始めたけれど、、自分が弾く前提で聴いてたらだんだん気が狂いそうになってきた。睡眠導入にはすごく効果的かもしれませんね。無伴奏チェロと似たものを感じる(ヨーヨー・マのコンサートですら気持ちよく寝た・・・)。

で、無難なのか?わからないけれど1番を選択。ゆっくり、1声ずつ分けて練習するようにとの指示で先日から練習開始。初回レッスンは指摘されまくりで全身冷や汗でレッスン終了。どっと疲れて一瞬凹んだけれど、気を取り直してちびちび練習している。

そんな感じでバッハ、すこーしずつ面白くなってきているのは事実だけれど、なにしろ「技術丸裸」の曲ばかりなので、好きかと言われると即答できない。いや、聴くのは好き。バッハ=ブゾーニシャコンヌとか(爆)。もうちょっと自分も弾けそうなレベルのものでも、睡眠・集中にはいいBGMだけどねー。

人前で弾く自信はあんまりないけれど、それでも続けるのは、他の作曲家とは脳の使いどころが違う、またそれが技術の向上につながるかもと期待しているから。どれだけ指が回らずイライラしても、しばらくは粘ってみるつもり。